第123章 橘結衣を弟子にしたい

コンサートの楽屋。

「……これ、誰の仕業?」

新垣莉々はネットに流れた情報を見て、腹立たしさを隠せなかった。

ほんの少し目を離した隙に、もう誰かが嗅ぎつけて拡散している。

コンサートひとつ開くのだって楽じゃない。四方八方、敵だらけだ。

橘結衣が一歩前に出る。

「莉々さん、亮介さんのほうはどうですか?」

「病院からこっちに向かってる。遅くても20分で着くって。喉も戻ってきたみたいだし、歌える」

橘結衣はほっと息をついた。

「よかった……」

「橘結衣、助かった。ステージで20分以上、時間を稼いでくれた」

「いえ。協力するって決めた以上、こういう時は何とかします」

新垣莉々...

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